令和元年 ヨセミテクライミング【中盤】
- シロクマ改
- 2019年10月29日
- 読了時間: 3分
更新日:2020年12月4日
2019.10.12
Middle Cathedral Rock
Central Pillar of Frenzy
「6:30ですよ!」と山本CLの声で目覚める。
人気ルートなので早く取り付くために、5時起床予定だったのに思い切り寝坊した。
さらに、岩場の駐車場所から取り付きまでのルートも間違え、East Buttress への道を上ってしまい大幅に時間ロス!
取り付きにはすでに2人組がいた。その後、すぐに後続の2人組がやってくる。我々は3人なので時間がかかると思い、後続の2人組に先をゆずったがため、開始時間が11:30頃になってしまった。
本日のルートは山本CL監督の下、チーム50‘の2名でリードする計画で
ある。
ピッチ1、5.9、100ft、シロクマ改リード
登りだして程なく、「5.9???」と連呼!
これまでの人生で経験した5.9のクラックではない。
「これまでの人生で経験した5.9のクラックではない!」と山本CLを
哀願する目で何度も見たのだが、「登りなさい!」の目だった。
かなり 時間が かかってしまったが、C1で何とか終了点まで辿り着いた。
ピッチ2、5.9、100ft、石橋リード
トポにslikとあるように1ピッチ目はかなり滑りやすかったので、このピッチも5.9とは言えこのヨセミテグレードをオンサイトトライするのは正直ビビリが入っていた。
しかし、前日ノーズを敗退したばかりで、今日は逃げたくなかった。
全力を尽くしてダメなら泣きを入れようと開き直って取り付く。
フィンガー中心のピッチで恐怖感もあって途中弾切れになるも、テンションかけつつカム回収と前進を繰り返し、なんとかフリーでつなげることができてちょっと嬉しい!
ピッチ3、5.8、100ft、 シロクマ改リード
快適な、ハンドザイズのクラックである。
途中、5.7のハングを超えるピッチがあり、その後も終了点まで
ずっとクラックが続いており、素晴らしいピッチ!
クラックをやっていて良かったと思う満足のピッチでした!
ピッチ4、5.8、100ft、石橋リード
正直、内容をほとんど覚えていない。
たぶんハンド主体でフィンガーが少しあったと思う。
前日ドルトタワーで見かけたノーズ1dayトライの水玉タイツの強烈アメリカ人兄ちゃんのハンドジャムをイメージして登ったように思う。
何度か諦めようかと思う所もあったものの、割とフェイスムーブでこなせるところもあってギブアップ寸前でオンサイトできた。
今回の遠征で唯一のオンサイトとなり、自分ではけっこう嬉しかった!
ピッチ5、5.6、145ft、 シロクマ改リード
登りだして程なく凹角に入る。 凹角の出口はかぶっている。
5.6のはずだ?5.6のはずだが?
抜け口が甘く、必死に抜ける。
その後も、5.6のはずだが?5.6のはずだが?
体感的には、3ピッチ目の5.8よりも断然厳しいクライミングであった。
17:30頃終了点に全員集まり、懸垂下降開始。
下から2人組が登っているため、ルート左側の下降ルートを使う。
1回目の懸垂は順調。
2回目の懸垂で課題が発生。山本CLが先行するが、次の懸垂点
まで数メートル届かず!
大きく振り子トラバースして、登ってきた2ピッチ目終了点にロープギリギリで到達!日没との闘いであった。
ここからはヘッドランプを点け、もう1ピッチで無事取り付きに到着。
急ぎ車に戻り、ヨセミテビレッジのストアーへ向かう。
何とか、閉店前にたどり付きビールと食料を購入。
キャンプ4で腹いっぱい飲んで食べ、充実の1日でした。
50‘で頑張ることができましたこと、山本CLに感謝!
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